「自動車保険って、毎年なんとなく継続していませんか?」

私はまさにそれでした。ネット型のアクサダイレクトを使っていたので「もう十分安いはず」と思い込み、毎年届く継続案内をそのまま受け入れていました。

ところが2026年2月、更新のタイミングで初めて本気で見直したところ、ソニー損保への乗り換え+補償の見直しで年間63,830円 → 17,230円年間46,600円(月あたり約3,800円)の削減になりました。

ただし、この数字には「車両保険を外した」という大きな決断が含まれています。この記事では、金額のカラクリを正直にバラした上で、車両保険を外す判断基準まで、実体験を包み隠さずお伝えします。

⚠️ この記事について
本記事は2026年2月時点の個人の実体験に基づいています。保険料は車種・年式・等級・年齢条件・地域などで大きく変わり、同じ結果になるとは限りません。補償を削る判断は生活状況によって最適解が異なります。必ず複数社で見積もりを取り、ご自身の状況に合った判断をしてください。

「継続でいいや」をやめたら4.6万円浮いた

見直し前の私の契約は、アクサダイレクトで年間63,830円(車両保険つき)。その前の年は約7万円だったので、「ネット型だし、こんなものだろう」と思っていました。

きっかけは、火災保険の見直しで5年11.2万円安くできた成功体験です。「火災保険であれだけ変わったなら、自動車保険もいけるのでは?」と、継続案内をいったん止めて複数社で見積もりを取ってみました。

📌 私の契約条件

  • 車:2015年式の輸入SUV(ボルボXC60)=11年落ち
  • ゴールド免許・20等級(最高等級)
  • 30歳以上限定・対人対物無制限

旧契約(アクサダイレクト)

63,830円

年間・車両保険あり

新契約(ソニー損保)

17,230円

年間・車両保険なし

年間の節約額

▼46,600円

月あたり約3,800円

節約額の正直な内訳【ここが大事】

「乗り換えただけで4.6万円安くなった」と書きたいところですが、それはフェアではありません。内訳はこうです。

節約の中身 効果(年間)
① 会社の乗り換え(同等の補償で比較した場合)
アクサ63,830円 → ソニー損保・車両保険つき53,240円
約10,600円
② 車両保険を外した分 36,010円
※ 新契約には新規契約割引(−12,000円)が含まれるため、2年目以降は保険料がやや上がる可能性があります。

つまり、効果の7割以上は「車両保険を外した」ことによるものです。同じ補償のままでも乗り換えで年1万円ほど安くなりましたが、大きく変わったのは補償を見直したからでした。

💡 意外だった発見

ネット型からネット型への乗り換えでも新規契約割引が使えました。「すでにネット型だから見直しても意味がない」と思っている人ほど、一度見積もりを取ってみる価値があります。

一番の決断:車両保険を外した理由

車両保険は「自分の車の修理代」に備える補償です。正直に言うと、私は過去に何回か車両保険を使ったことがあります。それでも外す決断をしたのは、次の理由からです。

  • 車が11年落ちになった:車両保険で支払われる金額は車の時価が基準になるため、古い車ほど「もらえる額」が下がっていきます。一方で保険料の負担感は変わりません。
  • 「セルフ車両保険」に切り替えた:浮いた年36,010円をそのまま貯金に回し、修理が必要になったら自分の貯金から払う方式にしました。数年壊れなければ、そのお金は丸ごと手元に残ります。
  • 運転への覚悟:「修理は自分で何とかする」と決めることで、むしろ運転が慎重になりました。

なお、相手の車や相手のケガへの補償(対人・対物無制限)は一切削っていません。ここを削ると事故のときに人生が変わってしまうため、削る対象はあくまで「自分の車の修理代」だけです。

車両保険を外していい人・ダメな人

車両保険を外すのは誰にでもおすすめできる方法ではありません。私の体験と一般に言われている目安をまとめると、こうなります。

外すことを検討しやすい人 外さないほうがよいと言われる人
車が古く、時価が下がっている(目安:新車から7〜10年以上) 新車・高年式車に乗っている(修理代・買い替え負担が大きい)
修理代・買い替え費用をまかなえる貯蓄がある 貯蓄が少なく、車が使えないと生活が立ち行かない
車が生活必需品ではない、または代替手段がある カーローンが残っている(事故で車を失ってもローンは残る)
⚠️ 外した場合のリスク
車両保険なしでは、自損事故・当て逃げ・台風や洪水などの自然災害による自分の車の損害は全額自己負担になります。「浮いた保険料を貯めておく」前提が崩れると成り立たない方法なので、貯蓄とセットで考えてください。

乗り換えの流れと注意点

手続き自体はネットで完結し、火災保険のときのような書類地獄はありませんでした。流れは次の通りです。

  1. 現在の保険証券を手元に用意する(等級・補償内容・満期日を確認)
  2. 複数社で見積もりを取る(同じ条件をそろえて比較するのがコツ)
  3. 新契約の開始日を旧契約の満期日に合わせて申し込む
  4. 新契約の成立を確認してから、旧契約を継続しない旨を連絡する

📌 重要:等級の引き継ぎと無保険期間

20等級などの割引等級は、乗り換えても引き継げます。ただし満期日と新契約の開始日がずれると、無保険期間ができたり等級の引き継ぎに影響したりする場合があります。火災保険の乗り換えと同じで、「新契約の成立を確認してから旧契約を止める」が鉄則です。

自動車保険を見直す人へ【チェックリスト】

私の体験から、今すぐできるアクションをまとめました。

  1. 📄 保険証券を探す:年間保険料・等級・車両保険の有無と金額をメモする
  2. 🚗 車の時価をざっくり調べる:中古車サイトで同年式・同グレードの相場を見る
  3. 💻 複数社で見積もりを取る:ネット型同士でも差が出る。新規割引も効く
  4. 🔍 車両保険の「保険料と時価のバランス」を確認:古い車ほど外す検討の余地あり
  5. 💰 外すなら浮いた分を貯金に回す:「セルフ車両保険」はセットで初めて成立
  6. 新契約成立を確認してから旧契約を止める:無保険期間を作らない

まとめ:「なんとなく継続」が一番高くつく

自動車保険は「ネット型にした時点で節約は終わり」と思いがちですが、実際には車の年式が変わるたびに最適な補償は変わります。私の場合は、

  • ネット型同士の乗り換えでも年間約1万円安くなった
  • 11年落ちの車の車両保険を外して年間36,010円削減した
  • 合計で年間46,600円、月あたり約3,800円の固定費削減になった

浮いたお金は「セルフ車両保険」として貯金しつつ、一部はNISAの積立額の上乗せにも回せそうです。固定費の見直し全般については固定費削減の実践ガイドにまとめているので、あわせて参考にしてください。

あなたの自動車保険の満期はいつですか? まずは保険証券を引っ張り出して、車両保険の金額を確認するところから始めてみてください。

※ 本記事は2026年2月時点の個人の実体験に基づいています。記載の保険料はあくまで一例で、車種・年式・等級・年齢条件・運転者範囲・地域などにより大きく変わります。補償を削る判断にはリスクが伴います。必ず複数社で見積もりを取り、ご自身の状況に合った判断をしてください。専門的な判断が必要な場合は保険会社や代理店にご相談ください。