なぜ楽天証券を選んだか

私がNISAを始めたのは、老後の資産づくりを真剣に考え始めた数年前のことだ。当時、証券会社をいくつか比較したが、最終的に楽天証券を選んだ理由はシンプルだった。

難しい手続きや書類のやり取りがなく、スマホだけで口座開設から積立設定まで完結できた点が、忙しい会社員の自分には特に合っていた。今では毎月5万円をS&P500インデックスファンドに積立設定しており、放置しているだけで自動的に投資が続く状態になっている。

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iGROWアプリとウェブサイトの使いやすさ

楽天証券を選んでよかったと実感するのが、アプリとウェブサイトの使い勝手のよさだ。

iGROWアプリ

楽天証券のスマホアプリ「iGROW」は、資産残高の確認・損益の推移・積立設定の変更・売買注文まで、ひとつのアプリでほぼすべての操作ができる。画面がシンプルで、投資初心者でも迷わず使えるデザインになっている。

私がiGROWでよく使う機能はこの3つだ。

ウェブサイト

PCで確認したいときはウェブサイトを使う。ポートフォリオの詳細分析や、投資信託の目論見書確認など、画面が大きい方が見やすい情報はウェブで確認している。スマホアプリと同じログイン情報でそのまま使えるので、切り替えの手間もない。

使い方のポイント

日々の残高確認はiGROWアプリ、ファンド選び・目論見書の確認・詳細な運用分析はウェブサイト、という使い分けが便利です。

息子18歳・初めての証券口座開設

転機が訪れたのは、息子が18歳になったタイミングだった。

「せっかく新NISAが使えるようになったんだから、早いうちに始めさせたい」。そう思い立ち、息子と一緒に楽天証券の口座開設手続きをした。18歳未満はジュニアNISAの対象だが、18歳以上は一般の新NISAが使える。

手続きはすべてスマホで完結した。マイナンバーカードがあれば本人確認書類もアップロードするだけ。息子が「こんなに簡単なの?」と驚いていたのが印象的だった。

口座開設が完了してすぐ、息子は「お年玉を貯めていたお金を使いたい」と言い出した。数年分のお年玉を貯めていた分を、NISAの成長投資枠を使って一括投資することにした。選んだファンドはオルカン(全世界株式インデックスファンド)だ。

オルカンとは?

「オルカン」は「全世界株式インデックスファンド」の愛称。日本を含む世界約50カ国の株式に幅広く分散投資するインデックスファンドで、1本で世界中に投資できるシンプルさが人気です。元本保証はありません。

オルカン一括投資→即トランプショック!

ここからが本題だ。息子のオルカン一括投資が完了した直後、タイミングが悪すぎることが起きた。

トランプ米大統領による大規模な関税政策の発動と地政学リスクの高まりによって、世界の株式市場が一斉に大幅下落した。いわゆる「トランプショック」だ。息子が投資した直後に、評価額がみるみる下がっていった。

息子から「お父さん、マイナスになってる……」とLINEが来たのを今でも覚えている。投資してすぐに含み損が出る——初めて投資した人間にとって、これほど心臓に悪い体験はないだろう。

重要:投資信託の基準価額は市場の影響を受けて変動し、元本を下回ることがあります。本記事の内容は特定の投資成果を保証するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

下落時の心境と長期投資の考え方

正直に言うと、私自身も少し焦った。自分のS&P500も下がっていたし、息子の口座を「勧めた責任」を感じる部分もあった。

ただ、FP3級の勉強を通じて「長期投資は短期の値動きに惑わされない」という考え方は理解していた。インデックスファンドへの長期積立投資が有効とされているのは、過去のデータを見ると短期的な下落があっても長期では回復・成長してきた歴史があるからだ。

息子にも話した。「今すぐ使うお金じゃないよね? 10年・20年のスパンで見るつもりで始めたんだから、今売る理由はない」と。息子も「わかった、このまま持ち続ける」と言ってくれた。

下落局面でやってはいけないのは「狼狽売り(パニック売り)」だと、FP3級のテキストにも書いてある。含み損が出ているタイミングで売却すると、損失が確定してしまう。長期投資の基本は「時間を味方につける」ことだ。

長期投資の基本的な考え方

インデックスファンドへの長期積立は、短期の値動きに反応するのではなく、「市場全体の長期的な成長」に乗ることを目的とした手法です。ただし将来の運用結果は保証されるものではなく、長期保有が必ず利益につながるわけではありません。

最近持ち直してきた

それから数カ月が経ち、世界の株式市場は少しずつ回復の兆しを見せてきた。息子の口座も、含み損がかなり縮小してきた。完全に回復したわけではないが、「あのタイミングで売らなくてよかった」と思える水準まで戻ってきている。

息子本人も「毎日見るのはやめた。たまにアプリ開くと少し戻ってた」と言っていた。これが実は正しい向き合い方だと思う。毎日値動きを確認していると、メンタルがもたない。長期投資は「仕込んだら基本的に放置」が精神衛生上も正しい。

私自身の毎月5万円積立(S&P500)も、下落した局面では同じ金額でより多くの口数を買えた。いわゆる「ドルコスト平均法」の効果だ。積立を止めずに続けたことが、今思えばよかったと感じている。

ドルコスト平均法とは

毎月一定金額を積み立てることで、価格が高いときには少ない口数、価格が安いときには多い口数を購入できる投資手法。価格変動のリスクを時間分散できる考え方ですが、損失がゼロになるわけではありません。

すべてネットで完結できる便利さ

今回、息子の口座開設から一括投資まで付き合ってみて、改めて実感したのが「ネット証券の手軽さ」だ。

窓口に行く必要も、電話をかける必要もない。仕事が忙しい平日でも、電車の中でスマホをちょっと操作するだけで完結する。この手軽さが、NISAを継続できている一番の理由かもしれない。

息子も「友達に勧めたら興味持ってた」と言っていた。18歳から投資を始められる世代が増えていくのは、社会全体にとってもよいことだと思う。

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まとめ・これから始める方へ

今回の体験を振り返ってみると、投資初心者が最初に経験する「下落」の怖さと、それでも持ち続けることの大切さを、息子と一緒に実感できた貴重な機会だった。

楽天証券とiGROWアプリは、私のような「あまり時間が取れない会社員」には特に向いていると思う。難しい操作もなく、放置していても積立が続き、アプリを開けばすぐに現状がわかる。

これからNISAを始めようと考えている方に伝えたいのは、「完璧なタイミングを待つより、早く始める方がいい」ということだ。トランプショックのような予測不能な下落は、これからも必ず起きる。でも長期投資の考え方で向き合えば、一時的な下落はさほど怖くない——それが今回の最大の学びだった。

免責事項:本記事は個人の体験をもとにした情報提供を目的としており、特定の証券会社・投資信託を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。元本保証はなく、過去の実績が将来の運用成果を保証するものではありません。

始める前に確認したい3つのこと

  • 新NISAの仕組みを最低限理解する(金融庁の公式サイトが参考になります)
  • 投資に回すのは「すぐに使わないお金」だけにする
  • 下落しても慌てて売らない、という心構えを持っておく