「保険入ってるから大丈夫」と思っていたけど、そもそも遺族年金がいくらになるか試算したことがなかった。

遺族年金は会社員の死亡保障の中で最も金額が大きい。でも「なんとなくもらえる」という認識のまま、具体的な金額を把握していない人がほとんどではないか。

当サイトで作った無料シミュレーターを使えば、家族構成と年齢を入力するだけで、フェーズ別に「いつからいつまでいくら」受給できるかが5分で確認できる。使い方と実際の試算例を解説する。

このシミュレーターでわかること

遺族年金は大きく3種類あり、それぞれ受給できる期間が異なる。「今の家族状況でいつからいつまで何がもらえるか」を時系列で把握することが大事だ。

  • 遺族基礎年金+遺族厚生年金が同時に受給できる期間(最も手厚い時期)
  • 末子が18歳を超えたあとの遺族厚生年金+中高齢寡婦加算の期間
  • 配偶者が65歳以降、自分の老齢年金と遺族厚生年金の調整がどうなるか
  • 中高齢寡婦加算に「空白期間」がないか(年齢差によって生じる場合がある)
  • 保険料未納・年収850万円超など受給できないケースの早期発見
📌 金額はあくまで目安です
遺族厚生年金の正確な金額は亡くなった方の報酬月額・加入期間によって異なります。このシミュレーターは「年間いくらか」の参考値と「受給できる年数」を把握するための試算ツールです。正確な金額は年金事務所でご確認ください。

使い方:3ステップで入力するだけ

1
亡くなった方の情報
被保険者(本人)の情報を入力

入力する項目は3つ。

入力項目
死亡時の年齢例:52歳
年金加入の種類会社員・公務員(厚生年金)/ 自営業(国民年金)
保険料の納付状況問題なし / 直近1年以内に未納あり
厚生年金の加入期間20年以上 / 20年未満 / 該当なし

会社員の場合は「厚生年金」「問題なし」「20年以上」がデフォルト設定になっているので、基本的にそのままでOK。

2
配偶者の情報
配偶者(妻または夫)の年齢と収入を入力
入力項目
配偶者の現在の年齢例:39歳
配偶者の年収850万円未満 / 850万円以上
配偶者の年金加入状況厚生年金加入 / 国民年金のみ
老齢厚生年金受給資格あり・見込み / なし・不明

年収が850万円以上だと「生計を維持されていた」と認められず、遺族年金が受給できない場合があります。共働き家庭でも多くは850万円未満なので該当しないことが多いです。

3
子の情報
18歳未満の子の年齢を入力して試算ボタンを押す

「+ 子を追加する」ボタンで子の年齢を入力。18歳以上の子は遺族基礎年金の対象外のため入力不要。

入力が終わったら「受給期間・金額をシミュレートする」ボタンを押せば結果が表示される。

✅ 入力はすべてブラウザ内で完結
入力した情報は外部サーバーに送信されません。プライバシーは完全に保護されます。

わが家の試算例(52歳・妻39歳・娘12歳)

実際にわが家の条件で入力してみた結果がこちら。

入力条件
被保険者(私)の年齢52歳・会社員・厚生年金20年以上
配偶者(妻)の年齢39歳・年収850万円未満・厚生年金加入
娘1人(12歳)
試算サマリー
受給可
遺族基礎年金
受給可
遺族厚生年金
約6年
遺族基礎年金 期間
約26年
遺族厚生年金 期間
約21年
中高齢寡婦加算 期間
フェーズ① 今〜妻45歳(約6年) 遺族基礎年金+遺族厚生年金
フェーズ② 妻45歳〜65歳(約20年) 遺族厚生年金+中高齢寡婦加算(年約60万円)
フェーズ③ 妻65歳以降 老齢厚生年金+遺族厚生年金との差額
📌 12歳差婚だと遺族年金の受給期間が長くなる
妻が若いほど遺族厚生年金を受給できる期間が長くなります。わが家の場合、妻39歳なので65歳まで約26年間受給できる計算。同い年の夫婦だと同じ条件でも受給期間が13年ほど短くなります。

試算してわかった3つのこと

① 「保険がない期間」はほぼない

「団信でローンが消える+遺族年金(26年間)+妻の給与収入」を組み合わせると、基本的な生活費はカバーできる見込みが出た。生命保険の死亡保障は「上乗せ」と考えれば、過剰な保険に入る必要がないことも確認できる。

② 中高齢寡婦加算に「空白期間」がないか要チェック

末子が18歳になったとき配偶者が40歳未満だと、遺族基礎年金が終わってから中高齢寡婦加算が始まるまでの空白期間が生じる。わが家は娘18歳=妻45歳になるため空白なし。だが年齢差が小さい夫婦や子が幼い場合は注意が必要で、シミュレーターがアラートを出してくれる。

③ 65歳以降の「遺族年金ゼロ」は誤解

よくある誤解が「妻が65歳になると遺族年金がゼロになる」というもの。実際は「自分の老齢厚生年金+(遺族厚生年金との差額)」という仕組みで、どちらかがゼロになるわけではない。シミュレーターの結果画面でもこの点をわかりやすく説明している。

⚠️ 試算結果はあくまで目安
遺族厚生年金の金額は亡くなった方の報酬月額・加入年数によって大きく変わります。正確な金額はねんきんネットまたは最寄りの年金事務所でご確認ください。シミュレーターは「だいたいの期間と傾向」を把握するためのものとしてご活用ください。

シミュレーターを使ってみる

家族構成を入力するだけで
遺族年金がいつからいつまでいくら受給できるか
フェーズ別に5分で試算できます

遺族年金シミュレーターを使う(無料)
入力データは外部送信されません・スマートフォン対応

この記事のまとめ

  • 遺族年金は会社員の死亡保障の中で最も大きいが、具体的な金額・期間を把握している人は少ない
  • シミュレーターに家族の年齢・構成を入力するだけで、フェーズ別の受給期間と金額目安が5分でわかる
  • 中高齢寡婦加算の空白期間・子なし30歳未満の特例など、見落としやすいケースも自動でアラート表示
  • 試算はあくまで目安。正確な金額は年金事務所で確認することが大事