エンディングノートを 実際に書いてみた
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【52歳パパが実際に書いた】エンディングノートって何?妻・子どものために現実的に作る7つのステップ|ハワイ散骨希望の本音公開

「エンディングノートって、何を書くの?」「縁起でもない、まだ早いんじゃない?」
多くの同世代がそう思って、後回しにしているテーマ。私も52歳になるまで、まったく考えてきませんでした。
でも、考えてみたら「もしもの時、残された妻や子どもが本当に困る」のは、当たり前の話。証券口座は?保険は?住宅ローンは?葬式はどうする?——これらを知らせずに残された家族は、本当に大変です。
本記事では、エンディングノートの基本から、私が実際に書き始めた内容(ハワイ散骨希望の本音まで)を公開します。「自分のため」じゃなく「家族のため」に書く、現実的なエンディングノートの作り方を、52歳パパの実例ベースでお伝えします。

結論:エンディングノートは「家族へのラブレター」

結論からお伝えします。エンディングノートは、「自分の終わりを準備するもの」ではありません。

エンディングノートは、残される家族へのラブレターです。

これが、私が52歳になって気づいた答えです。

もしも私が突然亡くなったら、妻と子どもは何から困るでしょうか。証券口座の場所、保険会社、住宅ローンの状況、葬式の希望——これらを知らないまま残されたら、悲しみの中で大量の手続きと判断を強いられます。

エンディングノートは、「私がいなくなっても、家族が困らないようにする」という、最も具体的な愛の形です。重く考える必要はありません。「家族のためのメモ帳」と思えば、気軽に始められます。

エンディングノートって何?遺言書との違い

まず基本から。エンディングノートとは何か、遺言書と何が違うのか整理します。

エンディングノートの定義

エンディングノートとは、自分の人生の希望や情報を、家族に伝えるためのノートです。決まった形式はなく、自由に書けます。法的な拘束力もありません。

遺言書との明確な違い

項目 エンディングノート 遺言書
法的拘束力 なし あり
形式 自由 厳密な形式が必要
内容 希望・情報・メッセージ何でも 主に財産分与
作成費用 無料〜数千円 数万円〜(公正証書遺言の場合)
気軽さ いつでも書き直せる 形式を整える必要あり

使い分けの目安

こう使い分ける
  • エンディングノート:日常的な情報・希望・メッセージを伝える
  • 遺言書:相続でトラブルになりそうな場合や、特定の財産を特定の人に残したい場合
  • 多くの同世代:まずはエンディングノートから始めればOK

なぜ同世代こそ作るべきなのか

「50代でエンディングノート?早すぎない?」と思う方も多いはず。でも、同世代こそ作るべき理由があります。

理由①:50代は人生の責任が最も大きい時期

同世代は、多くの人が住宅ローン・教育費・親の介護・自分の老後を同時に抱えています。もしもの時、残された家族が把握しなければならない情報量が膨大です。

理由②:認知症リスクが現実化する前に

厚生労働省によれば、認知症の有病率は65歳以上で急増します。意思を正確に伝えられるうちに記録するのが、エンディングノートの本質です。50代の今が、ベストタイミングです。

理由③:情報がデジタル化していて家族が辿れない

同世代は、ネット銀行・ネット証券・サブスク・SNSなどをフル活用する世代。これらは紙の通帳がないため、家族が「どこに何があるか」を知るのが困難です。

私の場合、楽天証券・楽天カード・楽天銀行・楽天モバイル・複数のサブスク——気づいたら、家族には全く見えない「私のデジタル資産」が膨らんでいました。もし明日私がいなくなったら、妻はこれらをどう発見すればいいんだろう?そう考えたとき、エンディングノートの必要性を痛感しました。

理由④:書くだけで「心の整理」になる

これは想定外の効果でした。書き始めてみると、自分の人生・家族への気持ち・将来への希望が明確になります。今を生きる上での指針になるのです。

何を書けばいい?10のカテゴリ

「何を書けばいいかわからない」が、書き始められない最大の理由。エンディングノートの定番カテゴリを10個整理しました。全部書く必要はありません。書けるところから始めればOKです。

1

基本情報

氏名・生年月日・本籍地・血液型・健康保険証番号・マイナンバーの保管場所など

2

資産・お金の情報(最重要)

銀行口座・証券口座・保険・住宅ローン・クレジットカード・年金など。具体的な金額より「どこに何があるか」が重要

3

不動産・自宅の情報

所有不動産・住宅ローン・賃貸契約・火災保険・地震保険など

4

デジタル情報

SNSアカウント・サブスク契約・スマホ/PCのパスワード保管場所・クラウドストレージなど

5

医療・介護の希望

かかりつけ医・常用薬・延命治療の希望・介護の希望など

6

葬儀・お墓の希望

葬儀の規模・宗教・お墓の場所・散骨希望など、家族が判断に迷わないように具体的に

7

家族・親族の連絡先

親族・親しい友人・職場・趣味仲間など、葬儀や訃報を伝える人のリスト

8

ペットのこと

ペットの預け先・かかりつけ獣医・食事の好み・性格など。意外と忘れがちで超重要

9

大切な思い出・自分史

趣味・好きだった場所・思い出のエピソード・家族との大切な記憶など

10

家族へのメッセージ

妻へ・子どもたちへ・親へ。感謝の言葉・伝えたいこと・希望これが本当の意味でのラブレター部分

52歳パパが実際に書いた中身を公開

ここからは、私が実際にエンディングノートに書いた(書こうとしている)内容を公開します。プライバシーに配慮しつつ、参考になる部分は具体的にお伝えします。

① 資産・お金の情報(家族にとって最重要)

これが一番大事。「どこに何があるか」だけは絶対に書きます。具体的な金額や暗証番号は書かないのがコツ(盗難リスクを避ける)。

私が書いた内容(一部):

  • 証券口座:楽天証券(NISA口座・S&P500の積立中)
  • 銀行口座:◯◯銀行(メイン)、楽天銀行(サブ)
  • クレジットカード:楽天プレミアムカード(メイン)
  • 保険:生命保険(◯◯生命)、医療保険、自転車保険(楽天超かんたん保険)、火災保険
  • 住宅ローン:◯◯銀行・残債◯◯万円・退職金で完済予定
  • 年金:ねんきん定期便は◯◯の引き出し

暗証番号やパスワードは絶対書きません。それは別のセキュアな場所(パスワード管理ツール)に保管しています。

② 葬儀の希望(同世代の本音)

これは私の本音をそのまま書きました。

葬儀は徹底的に安く、シンプルに。可能ならハワイで散骨してほしい。

家族葬で、宗教にこだわらず、形式的なお葬式は不要。残された家族のお金は、家族の未来のために使ってほしいというのが本心です。

そして、もし可能ならハワイで散骨。これは私の長年の希望です。妻と一度行ったことのある場所で、最後を迎えられたら最高だなと。

「ハワイ散骨」は半分ロマン、半分現実。実際に手配するのは大変だし、必ずそうしてほしいとまでは思っていません。でも、「希望は伝えておく」ことが大事だと思います。あとは家族の判断に委ねます。

大事なのは「お金をかけて立派な葬儀をしてほしくない」という意思を、家族が知っていること。「お父さんはこう望んでた」がわかれば、家族の判断もしやすいのです。

③ 妻へのメッセージ

妻は12歳年下。私が先に旅立つ可能性が高いです。だからこそ、伝えたいことがあります。

妻へ

もしこれを読んでいるということは、私はもうそばにいないんだね。

12年間(書く時点での結婚年数)、本当にありがとう。あなたと出会えて、子どもたちと過ごした時間が、私の人生の宝物でした。

これからのこと、お願いがあります。「自分らしく生きてほしい」。私のことで時間を止めないで。あなたはまだ若い。再婚も含めて、自由に幸せを選んでください。

子どもたちのこと、よろしく頼みます。でも、抱え込みすぎないで。あなた自身の人生も、大切にしてください。

ありがとう。

④ 子どもたちへのメッセージ

大学1年の息子、中1の娘へのメッセージも書きました。

息子・娘へ

二人とも、生まれてきてくれてありがとう。

父が君たちに伝えたいことは、「自分の人生を、自分で選んで生きてほしい」ということ。誰かの期待に応えるためじゃなく、自分が本当にやりたいことを見つけて、その道を歩んでほしい。

お母さんを大切にしてください。お母さんは強い人だけど、たまには甘えさせてあげてほしい。

失敗しても、迷っても、大丈夫。父はずっと、君たちを応援している

⑤ ペットのこと

わが家には保護猫が1匹います。動物のことは特に丁寧に書きました。

具体的に書いたこと:

  • 名前・年齢・性別
  • かかりつけ動物病院の連絡先
  • 好きな食べ物・嫌いな食べ物
  • 性格(人見知り・抱っこが好き等)
  • もし家族が世話できない場合の引き取り先候補

ペットの情報は「家族の一員」として、家族と同じレベルで書くのがおすすめです。

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エンディングノートを作る7つのステップ

「結局、どうやって始めればいいの?」を、7つのステップで整理しました。

1
ノートを準備する

市販のエンディングノートを買う、または100均のノートでもOK。最初の壁を低くするのがコツ。詳しいおすすめは次のセクションで。

2
書ける項目から書く

10カテゴリのうち、書けるものから書く。基本情報・連絡先あたりから始めるのが楽。一気に完成させようとしない。

3
資産情報を「場所」だけ書く

「どこに何があるか」を書く。暗証番号やパスワードは書かない(盗難リスク)。それらは別の場所で安全に管理。

4
家族へのメッセージを書く

これが一番大事な部分。妻・子ども・親・友人など、伝えたい人にメッセージを。気負わず、自分の言葉で

5
家族に「存在を伝える」

書いたノートの存在を、最低でも配偶者には伝える。「もしもの時はこれを見て」と保管場所だけ伝えればOK。

6
保管場所を決める

家族が見つけやすく、第三者が見つけにくい場所に。金庫は鍵が問題、銀行貸金庫は死亡時に凍結リスク。次のセクションで詳しく。

7
年に1回、更新する

誕生日や年始など、決まったタイミングで見直す。状況は変わるので、定期更新が大事

紙派?デジタル派?保管場所のおすすめ

「未定」だった項目について、私の調査と提案をお伝えします。

結論:ハイブリッド型がおすすめ

紙のエンディングノート(メイン)+ デジタル版(バックアップ)の二段構えが最強です。

タイプ メリット デメリット
紙のみ 家族が見つけやすい・パスワード不要 更新が面倒・紛失リスク
デジタルのみ 更新が楽・バックアップ可能 パスワードが必要・家族が開けないリスク
ハイブリッド 両方のメリット・万一の備えに最強 2回管理する手間

市販のエンディングノートのおすすめ

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保管場所のおすすめ

保管場所のおすすめランキング
  • 🥇 自宅の鍵付き引き出し(妻だけが場所を知る)
  • 🥈 自宅の本棚(家族が普段から行く場所)
  • 🥉 デジタル版はパスワード付きクラウド(Google Drive等)
⚠️ 避けるべき保管場所
  • ❌ 銀行の貸金庫(死亡時に口座が凍結される可能性)
  • ❌ 鍵付き金庫の中(鍵の場所がわからないと開けない)
  • ❌ パソコンのパスワード保護フォルダだけ(家族が開けないリスク)

更新頻度

おすすめは年に1回・誕生月。私は2月1日が誕生日なので、誕生日に毎年見直すと決めています。「年1回の自分との対話」として習慣化すれば、無理なく続けられます。

書いてみて変わったこと

エンディングノートを書き始めてから、私の中で大きな変化がありました。

変化①:家族への感謝が深まった

妻と子どもたちへのメッセージを書いている時、普段は照れて言えない感謝の気持ちが、自然と言葉になりました。

「もしもの時」を想像すると、今この瞬間がいかに貴重か、痛感します。書くことで、今を大切にする気持ちが強くなったのが、最大の変化です。

変化②:お金の整理が一気に進んだ

資産情報を書き出してみると、「あれ、これって本当に必要?」という気づきがたくさん。使ってないサブスク、過剰な保険、忘れていた銀行口座——書き出すことで、家計の見直しが進みました。

変化③:将来の不安が減った

「もしもの時の準備ができている」という安心感は、想像以上に大きいです。今を全力で生きる勇気が湧いてきます。

変化④:妻との会話が少しだけ変わった

まだ「もしもの話」を正面からはしていません(妻は興味なさそうなので)。でも、「将来、こうしたいね」という会話は、確実に増えました。これはエンディングノートを書き始めたからこそだと思います。

まとめ|今日から始める、家族へのラブレター

本記事では、52歳パパが実際に書き始めたエンディングノートの中身と、現実的な作り方をお伝えしました。要点をまとめます。

  • エンディングノートは「自分のため」ではなく「家族のため」のラブレター
  • 遺言書とは別物。気軽に書ける・いつでも書き直せる
  • 同世代こそ作るべき。50代は人生の責任が最大の時期
  • 書く内容は10カテゴリから、書けるものだけでOK
  • 最重要は「資産情報」と「家族へのメッセージ」
  • 暗証番号やパスワードは絶対に書かない(盗難リスク)
  • 葬儀の希望は「家族が判断に迷わないように」具体的に(例:徹底的に安く、ハワイで散骨)
  • 紙+デジタルのハイブリッド管理がおすすめ
  • 保管は鍵付き引き出し(妻だけが場所を知る)がベスト
  • 更新は年1回・誕生月を目安に

書き始めるのに「完璧」を求める必要はありません。「今日、1つだけ書いてみる」——それが、家族への愛の始まりです。今日から始めましょう。

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👨‍👩‍👧‍👦 この記事を書いた人:明日のために for-tomorrow 運営者
1974年生まれ(52歳)。18歳からIT業界一筋、現在は金融・流通系のインフラ保守・コールセンター業務。妻(12歳年下)・大学1年男子・中1女子・保護猫1匹と暮らす。52歳になってエンディングノートを書き始めた。家族への感謝が深まり、今を大切にする気持ちが強くなったのが最大の収穫。リベシティ会員。

⚠️ ご注意
本記事は筆者個人の体験・見解に基づくものであり、特定の手続きや選択を推奨するものではありません。エンディングノートには法的拘束力がありません。財産分与など法的に確実な手続きが必要な場合は、公正証書遺言の作成や弁護士・行政書士等の専門家へのご相談をおすすめします。本記事の情報は2026年5月時点のものです。