定年〜年金の5年間 どう生きるか本気考察
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【52歳パパの本音】60歳定年→65歳年金までの5年間どう生きる?退職金・S&P500・再雇用・年金繰上げを本気で考えた話

60歳で定年。年金がもらえるのは65歳から。じゃあその5年間、どうやって食べていくの?
これ、同世代の最大の悩みです。私(52歳)も、まさに今、本気で考えています。
退職金は1000万に届かないかも。預貯金はほぼゼロ。S&P500(NISA)は1000〜2000万。下の娘は60歳の時にまだ大学2年。住宅ローンも残ってる。妻は12歳年下で48歳——「働きたくない」と言っている。
こんな状況で、再雇用・転職・年金繰上げをどう組み合わせるか。正解のないこの問題に、52歳パパが本音で出した「現時点での答え」を、すべての数字と葛藤と一緒に公開します。

結論:私が出した「現時点での答え」

結論から書きます。揺れる気持ちのままですが、52歳の今、私が考えている60歳以降のプランはこれです。

52歳パパの現時点プラン
  • 60歳で今の会社を退職(再雇用は選ばない方向)
  • 転職で月15〜20万円の収入を確保(社会保険継続が条件)
  • 退職金で住宅ローンを完済(数百万)
  • 年金を60歳から繰上げ受給(減額を承知の上)
  • S&P500の投資は65歳まで継続(給料の余剰から)
  • 月収目標:年金+給料で30万円

この結論に至るまでの計算・葛藤・本音を、本記事で全部書きます。同じ世代で同じ悩みを抱える方の参考になれば嬉しいです。

60歳定年時点の、わが家のリアルな数字

具体的に書きます。52歳の今から見て、60歳時点でわが家が持っているであろう資産を、正直にシミュレーションしてみました。

📊 わが家の60歳時点想定資産
退職金(中小企業勤務) 800〜1,000万円
預貯金(教育費等で枯渇気味) ほぼゼロ
S&P500(NISA・継続積立) 1,000〜2,000万円
▲ 住宅ローン残債(退職金で完済) ▲ 数百万円
正味の手元資産(ローン完済後) 約1,000〜2,500万円

「S&P500が1000〜2000万」という幅は、相場次第で大きく変わるからです。これは長期投資をしている人なら誰もが抱える不確定要素。それでも、S&P500を続けてきた効果は確実に出ていると感じています。

60〜65歳の5年間、いくら必要か計算してみた

では、60〜65歳の5年間で、いくら必要なのか。これも本気で計算してみました。

📊 60〜65歳の5年間に必要な生活費
夫婦の生活費(理想) 月25万円
5年間(60ヶ月)の合計 1,500万円
娘の大学費用(60歳時点で大学2年) 残り2〜3年分
5年間で必要な総額 最低1,500万円〜

手元資産だけで足りる?

正味の手元資産が約1,000〜2,500万円。必要な生活費が1,500万円。S&P500が下がっていたら、確実に足りません

⚠️ 重要

しかも、60歳の時点で娘はまだ大学2年。大学卒業までの教育費を考えると、生活費1,500万円だけでは収まりません。無収入での5年間は、わが家では不可能という現実を直視しました。

つまり、5年間は何らかの収入が必須

これが結論です。「無収入で過ごす5年間」は、わが家には許されない。だから次のセクションで、3つの選択肢を本気で考えました。

3つの選択肢|再雇用・転職・年金繰上げ

60歳以降、無収入では生きていけない。だったら何をするか。3つの選択肢を比較しました。

選択肢① 今の会社で再雇用
✅ メリット
・社会保険に継続して入れる
・仕事内容に慣れている
・新しく就職活動しなくていい
❌ デメリット
通勤に片道2時間近くかかる(往復4時間は体力的に厳しい)
・基本給が安く設定される(給料は半分以下になる想定)
・モチベーション維持が難しい

私の判断:通勤2時間は60代の体力的に厳しい。基本的に選ばない方向。

選択肢② 転職して新しい職場へ
✅ メリット
・業界を変えてもOK(IT業界以外も視野に)
・通勤しやすい場所を選べる
・社会保険完備の職場を探せば加入可能
❌ デメリット
・60代の転職は求人が限られる
・希望条件に合う仕事が見つかるか不安
・新しい環境に適応する負担

私の判断:これが本命。求められる場所があれば、業界を問わず挑戦したい。

選択肢③ 年金を繰上げ受給して働く
✅ メリット
・60歳から年金収入が入る(精神的な安心感)
・足りない分だけ働けばいい(フルタイム不要)
・S&P500を取り崩さずに継続できる
❌ デメリット
年金が減額される(最大24%減)
・長生きすると総受給額が少なくなる
・損益分岐点は約80歳前後

私の判断:選択肢②と組み合わせて採用。減額は承知の上で、安心を取る。

💡 あわせて読みたい:定年退職して再雇用しない場合は『自己都合退職』にならない——失業保険を賢く活用する方法を別記事にまとめています。
👉 【見落としがち】定年退職して再雇用しない場合は『自己都合退職にならない』
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年金繰上げ受給と「80歳損益分岐点」の真実

選択肢③で出てきた「年金繰上げ受給」について、もう少し深掘りします。これは同世代が一番悩むテーマです。

年金は何歳でもらうのが正解?

日本の年金制度では、受給開始年齢を60歳〜75歳の間で選べます。

受給開始 受給額の変化 備考
60歳(繰上げ) ▲ 24% 月0.4%×60ヶ月減額
62歳 ▲ 14.4% 月0.4%×36ヶ月減額
65歳(標準) 満額 基準
70歳(繰下げ) + 42% 月0.7%×60ヶ月増額
75歳(繰下げ) + 84% 月0.7%×120ヶ月増額

「80歳損益分岐点」の意味

よく聞くのが「年金は遅らせた方が得」という話。実際、長生きすればするほど、繰下げ受給の方が総受給額は多くなります。

計算上、繰上げ受給 vs 標準受給の損益分岐点は約80歳前後。つまり、80歳より長生きするなら繰下げ、80歳より早く亡くなるなら繰上げの方がトクという計算です。

でも、80歳まで生きるって、本当に保証されてるんでしょうか?

52歳パパの本音:80歳まで動けるか?

正直に言います。「80歳まで生きるか分からない」のもありますが、もっと重要なのは、「80歳になっても体が動くか」です。

親世代を見ていても、80歳近くなると明らかに体が言うことを聞かなくなります。旅行に行きたくても、足腰が辛くて長距離移動が難しい。趣味を楽しみたくても、視力・体力・気力が落ちている。

「お金を貯めても、使う体力がなければ意味がない」——これが、私が年金繰上げを選ぶ最大の理由です。

52歳パパが選んだ道:60歳退職→転職→年金繰上げ

3つの選択肢を比較した結果、私が現時点で考えているプランはこれです。

🎯 52歳パパの60歳以降プラン(現時点案)
60歳:今の会社を退職 再雇用しない
退職金で住宅ローンを完済 数百万を充当
転職:社会保険完備の職場へ 月15〜20万円
年金繰上げ受給開始 月10〜13万円
S&P500の積立継続 給料の余剰から
想定月収(年金+給料) 月30万円程度

このプランのメリット

満額年金の見込み

ねんきん定期便を見ると、私の場合標準受給で月17万円程度。繰上げ24%減額だと月13万円弱になります。妻の年金も合わせれば、夫婦の年金合計は月20万円前後になる計算です。

これに転職先の給料15〜20万円を足せば、月35〜40万円の世帯収入。住宅ローンがない状態でこれなら、まあまあ余裕のある生活ができそうです。

この計画に潜む3つのリスク

とはいえ、このプランには3つの大きな不確定要素があります。これも正直に書きます。

リスク① 退職金が想定より少ない可能性

中小企業の退職金は、会社の業績や勤続年数で大きく変動します。「800万くらいかな」と思っていたら、実際は500万だったということも十分あり得ます。

退職金が想定より少なければ、住宅ローン完済も難しくなり、計画全体が崩れます。退職金の正確な金額は、定年が近づかないとわからないのが現実です。

リスク② S&P500の運用結果が読めない

S&P500は長期では右肩上がりですが、短期的には大きく下落することもあります。リーマンショック級の暴落が60歳直前に来れば、想定資産が半分になることもあり得ます。

とはいえ、これは取り崩さずに65歳以降の運用を続ければ、必ず回復すると信じて積立を続けています。

リスク③ 再就職先が見つかるか未知数

60歳の転職は、現実的にはハードルが高いです。「社会保険完備で月15〜20万」という条件が、現代の60代向け求人にあるかどうか。

シルバー人材センター、ハローワーク、シニア向け転職サイト——使える手段は全部使うつもりですが、「希望通りの仕事が見つからないリスク」は常にあります。

⚠️ 重要

これら3つのリスクは、すべて「コントロールできない要素」です。だからこそ、52歳の今から準備できることは全部やっておく必要があります。具体的な準備内容は、セクション9で書きます。

💡 あわせて読みたい:60歳定年後の救世主だった「高年齢雇用継続給付」が2030年に廃止予定。第二次ベビーブーム世代を直撃する制度変更を別記事にまとめています。
👉 【50代の現実】高年齢雇用継続給付は2030年に廃止予定

体が動くうちに楽しみたい|お金より時間の話

ここまで数字の話ばかりしてきましたが、本当に大事なのは別のところにあると思っています。

お金を貯めても、使う体力がなければ意味がない。

体が動くうちに、やりたいこと

私には、60歳以降に絶対やりたいことがあります。

🏕️ キャンプ——秩父周辺で続けているソロキャンプ。60代でも続けられるよう、体力を維持しておきたい。

✈️ 妻と旅行——子育てが落ち着いたら、夫婦でゆっくり旅行に行きたい。妻は12歳年下なので、私が65歳のとき妻は53歳。私がまだ動けるうちに、いろんな場所に行きたい。

📚 趣味の時間——好きなことを、ゆっくり楽しむ時間。

これらはお金より「時間と体力」が必要です。だから、60〜65歳の5年間を「ひたすら働き詰め」にはしたくない。パートタイム的な働き方で、自分の時間も確保したいのです。

「働き続ける」だけが正解じゃない

世間では「年金は遅らせた方が得」「70歳まで働くべき」という意見が多いですが、私はそうは思いません。体が動くうちに、人生を楽しむ時間が必要です。

多少収入が減っても、自由な時間を増やす。これが、私が年金繰上げ+パートタイム転職を選ぶ本当の理由です。

52歳の今、できる準備5つ

60歳まであと8年。この8年間で、できる準備を整理します。

① S&P500の積立を継続する

これは絶対に続ける。月5万円のクレカ積立を、最低でも60歳まで(できれば65歳まで)。複利の力を最大限に活かします。

② 住宅ローンの繰上返済を計画する

金利上昇局面では、繰上返済の判断が難しくなります。退職金で完済する前提で、無理な繰上返済はせず、現金を確保しておく方針です。

③ 妻と将来について話し合う

これが一番大事かもしれません。妻は「働きたくない」と言っていますが、息子の大学費用の貯金が貯まり終わったら、妻にも投資を始めてもらおうと考えています。夫婦で別口座を持つ方が、相続もスムーズです。

④ 健康管理を本気でやる

50代後半からは、健康こそが最大の資産。定期検診・運動習慣・食事管理を意識しています。「お金を貯めても、使う体力がなければ意味がない」のだから。

⑤ 60代の仕事の選択肢を今から調べる

シルバー人材センター、シニア向け転職サイト、副業など、60歳以降に使える選択肢を今のうちから調査しておきます。情報収集は早ければ早いほど良いです。

📌 定年準備の全体像を確認:お金・住居・仕事・家族・健康など8カテゴリ59項目を網羅した完全チェックリストはこちら。
👉 【完全ガイド】定年までにしておくべき59のこと
💡 あわせて読みたい:定年準備の一環として、エンディングノートを書き始めました。52歳パパの実体験を別記事に。
👉 エンディングノートって何?妻・子どものために現実的に作る7つのステップ

まとめ|同世代の本音と現実

本記事では、52歳の私が「60歳定年→65歳年金までの5年間どう生きるか」を本気で考えた答えをお伝えしました。要点をまとめます。

  • 60歳時点の想定資産は退職金800〜1000万+S&P500 1000〜2000万。預貯金はほぼゼロ
  • 娘の大学費用も残るため、5年間無収入は不可能
  • 3つの選択肢を比較:再雇用×・転職◯・年金繰上げ◯
  • 私の現時点プラン:60歳退職→転職(月15〜20万)→年金繰上げ受給→月収30万目標
  • 年金繰上げの損益分岐点は約80歳。でも80歳まで体が動くかは別問題
  • リスクは「退職金・S&P500・再就職」の3つ。すべてコントロール不能
  • 大事なのは「お金より時間」。体が動くうちにキャンプ・旅行・趣味を
  • 52歳の今、S&P500継続・健康管理・夫婦の話し合いで備える

正解はない。でも、自分なりの答えを持って動くことが、同世代の生き方だと思っています。悩んでるのは、あなただけじゃありません

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👨‍👩‍👧‍👦 この記事を書いた人:明日のために for-tomorrow 運営者
1974年生まれ(52歳)。18歳からIT業界一筋、現在は金融・流通系のインフラ保守・コールセンター業務。妻(12歳年下)・大学1年男子・中1女子・保護猫1匹と暮らす。60歳定年に向けてNISA×S&P500を月5万円積立中。リベシティ会員。

⚠️ ご注意
本記事は筆者個人の体験・見解・現時点での計画に基づくものであり、特定の金融商品や働き方を推奨するものではありません。年金制度・税制・金利情勢は変更される可能性があります。具体的な年金額・退職金額は人によって大きく異なるため、ご自身の状況に合わせてご検討ください。投資は元本を保証するものではなく、価格変動により損失が発生する可能性があります。年金繰上げ・繰下げ受給の選択は慎重に判断してください。